午前10時01分開議
○委員長(池亀 睦子)
・ 開会宣告
・ 議題の確認
1 閉会中継続調査事件
(1) 安心して産み育てる子育て環境の充実について
○委員長(池亀 睦子)
・ 議題宣告
・ 本件については、11月16日から11月18日までの日程で、世田谷区及び明石市に対して行政調査を行 った。各自治体の取り組みは非常に参考となり、大変有意義な調査であったと考えている。
・ 本件に係る行政調査報告書については、後日、配付させていただくが、取り急ぎ、各委員には調査 の内容を取りまとめた資料を配付させていただいた。
・ 本日は調査のベースとした「子育て世代の方々へのケアや包括的な支援を行う相談機能のあり方」、 そして、「子育てにかかわる各種事業を効果的に周知し、活用してもらうための情報発信のあり方」、 この2点について、各委員からこれまでの調査や行政視察を踏まえた御意見やお考えなどを発言して いただき、委員会として共通認識のもと、取りまとめに向けた協議を行っていきたいと考えているが、 それでよろしいか。(「はい」の声あり)
・ それでは、そのように確認し、早速進めていきたいと思う。それでは、御発言あるか。
○斉藤 佐知子委員
・ 私、世田谷だけとさせていただいたけれども、情報発信と相談というところで、世田谷の「子育て 応援アプリ」だが、やっぱり今のお母さんたち――函館ももちろんそうだけれども――スマホ世代と いうか、利用している方が大変多い。本当に子育てをしている人たちに必要な情報を発信するという 意味では、やはりスマホを利用してのアプリというのは――平成26年に始めて、まだ何年かしかたっ ていないので、まだまだ十分ではないという課題とか問題点もあったけれども、やはり私は、こうい う世代の人たちに、直に市からアプリで情報発信するというのは非常に有意義だと思った。
・ 世田谷は出生数がどんどんふえて、年間8,000人いる。函館は年間1,600人。視察に行くとよく、財 源が たくさ んあ るとか 、小さ いま ちだか らでき ると か、そ うい う話が あるけ れども 、出 生数 が8,000 人い るとこ ろで さえ、 これだ けの ことを いろい ろ努 力して やっ ている わけだ から、 出生 数が 1,600人 くらいの函館でできないわけもないかなと。まだまだ努力するというか、できることはたくさんある と思うので、さらに今の子育て世代への情報発信をしっかり進めてほしいと思う。
・ あと、フィンランドのネウボラの取り組みを参考としている自治体で、世田谷区が日本の中でもト ップクラスだということで行ったわけだが、その世田谷区でも、母子手帳を交付した妊婦さん全員と 面接ができているかというと、まだまだそこには至っていないという部分もあったりして、そういう 意味では、しっかりと函館でも生かせる部分がたくさんあると思うので、私はやっぱり全員と面接―
―函 館1,60 0人か― ―切 れ目の ない 支援と いうと きに は、妊 娠届 で母子 手帳交 付と いうあ たりか らし
っかりと支援していくことが改めて重要だと感じた。
○委員長(池亀 睦子)
・ ほかに。
○能登谷 公委員
・ 会派を代表して言わせていただく。恐らくみんな共通認識なものだから。
・ 今、アプリの話とかいろいろあったけれども、一番大きく思ったのは、世田谷も明石もやっぱり医 療制度というか、私とか福島委員が特化してやらなければだめだという話を前からしていたが、実際 に、 世田 谷も 中学生 まで医 療費 無料と いう ことで ――待 機児童 は確 かに 800人い る。 その待 機児童 対 策で保育園を建てるというのも大変苦労しているということで、我々ではちょっと考えられない「子 供の声が嫌だから建てるな」という反対運動が出ているということは、こういうところに住んでいる 人間からしたら、ちょっと考えられないことだった。特に東京都23区は生まれてから中学生まで医療 費無料というけれども、よくよく聞いたら、都も出しているが区も相当出している部分もある。
・ 明石市に関しては、函館とほとんど同じような人口であり、そういう中でやっぱり市長の考え方一 つかなと。明石市も高齢化率が高いけれども、子供に特化してやろうということで、医療費は中学生 まで無料にしていた。そのほかに一番画期的だったのは保育料だ。第1子は別としても、第2子、第 3子から保育料を無料にすると、ことし9月から取りかかっているということを聞いたときに、幼稚 園でも保育園でも保育料というのはあるわけだけれども、いわゆる幼稚園に対しても保育園に対して も保育料を無料にしていると。保育料を無料にして子供を育てることに特化してやって、若い世代、 いわゆる生産世代を多くするということで、結局、神戸だ、大阪だ、加古川だというところから若い 人が流入している。一番それで、我々が今、企業誘致だとか何とかいろんなことを言っているけれど も、若い生産年齢の人が流入することによって、企業が若い人たちを当てにして入ってくる――逆に 入ってくるということを聞いたときに、やっぱり考え方一つかなと。木を植えていくという施策って いうのかな。やっぱり、この函館には今、これから必要になってきているのではないか。
・ 例えば、私思うんだが、福祉に対する相当手厚い手当しているけれども、子供に対する手当ってい うのが少ないんじゃないか。特に今回も聞いたけれども、インフルエンザワクチンに対してどうです かと言ったら、みんな補助している。函館は補助がない、子供に対して。でも高齢者に対しては補助 がある。やっぱりその違いが今の函館の子育て――産み育てるっていうものの現実を物語っているか なというのが一番の感想だ。
○委員長(池亀 睦子)
・ ほかに、御発言ないか。
○市戸 ゆたか委員
・ 今回の視察で、本当にいい調査ができたと思っている。世田谷は先ほど斉藤委員からもお話しがあ ったように、人口と出生数が函館とは雲泥の差ということではあったけれども、やはり妊娠期からの 子育て支援が一番大事だというか、本当に妊娠したときから、もう職場にどういう風に伝えていいか 分からないとか、そこから始まる。だんだんその中で親としての自覚も持っていくだろうし、そこか らの 支援が 本当 に大事 だし、 函館 は1,600 人の出 生数 なので 、ぜ ひそこ ら辺は やっ ていた だきた いと
思った。
・ 明石市は、今回、「広報あかし」をもらったとき、すごいインパクトだった。「子育てするなら、や っぱり明石」と書かれてて、その中で「明石の子育てココがイイ!ベスト7」ということで、1位が
「医療費が中3まで無料」、2位が「保育料第2子以降無料」、3位が「交通の便が良い」ということ で、すごくこれ、インパクトがあって、どんどん人口がふえているという――ここでいうと北斗市か なみたいなイメージを持ったけれども、やはり、ドンとした子育て支援というのは大事だなと思って 聞いていた。
・ それと明石市は、ひとり親家庭の相談業務がすごく丁寧で、函館ももちろんやっているけれども、 それを総合的にきちんとパンフレットにしてかかわっていくというあたりでは、すごくいいなと思っ ていた。
・ それと、私、明石市の子育て応援アプリを申し込んだ。そしたら、帰ってきてからどんどんどんど ん来 る んだ 、明 石市か ら。 いろん な更新 され た内容 がス マホに 入って くる 、黙っ てても。「 あっ、 な るほど、こういうことなんだ」と思って。これはもう、函館でもぜひやっていくべきだなと思ってい た。明石市ではまだ、予防接種プランを立てるというところまではいっていないけれども、世田谷は そこができるということなので、もう少しそこら辺――本当に予防接種ってすき間を縫わないと―― 仕事をしながら予防接種やっていくということがいかに大切かということで、そこが母親になって一 番大変なことかなと思うので、そこはやっていければなと思った。
・ だけど、人口がふえるっていうのはうれしい響きだなということで、非常にこれは参考にすべきだ なということを思って、私も帰ってきた。
○委員長(池亀 睦子)
・ ほかに、御発言ないか。
○松宮 健治委員
・ 今の皆さんの意見と全く同感だが、国の施策もそうだと思うけれども、福祉の場合、どうしても高 齢者にシフトしてて、未来へ――子供たちへの支援っていうのはかなり薄いなと。教育もそうだけれ ども。やっぱり未来への投資というのはなかなか十分ではない。世田谷にしても、特に明石にしても 未来への投資をしっかりやっているということは、かなり首長の意気込みだと思っている。
・ 世田谷の区長にしても明石の市長にしても、ネットで調べたら、それなりの自分で考えを持って首 長選に臨んで、当選をされて政策を推進している。ここら辺は結構大きいかなと。そのもとで、やっ ぱり各自治体それなりに政策を推進していると思っており、今後――具体的には、例えば医療費の中 学生まで無料化というのは二番煎じかもしれないが、まずやるべきことだなと自覚もしたし、未来へ の投資がなかなかできないのは、成果がすぐ目に見えないからなんだろう。高齢者福祉の場合はリア クションがストレートにあるので、やらなきゃやらないでまた批判も来るし、そこら辺のあんばいが 難しいと思うけれども、そこら辺は議会としても今後しっかり――函館のこの「安心して産み育てる 子育て環境の充実」には、かなりそういう施策も重要だなと思っており、しっかりこれも取り組んで いくべきだと思った。
○委員長(池亀 睦子)
・ ほかに、御発言ないか。
○工藤 篤委員
・ 皆さ んお っしゃ るの とほぼ 同じ意 見だが 、世 田谷 は8,00 0人の 出生数 というけ れども、現在、 母子 手帳は9,000人を超えているということだから、どんどんどんどんふえていくのかなと思った。
・ 明石も皆さんおっしゃったように、そういう意味では政策の優先順位を、議会としてきちんと転換 しなさいとかということを提言して――議会で一致してやれば通っていくわけだから、そういうこと で大胆に踏み切っていかなければだめではないか。極端なことを言えば、亀田の新しい施設に図書室 がなくなるとか、そういうものを一つとっても未来への投資に対して非常に冷たい状況になっている のではないかと思う。子育ての部分とも関連するけれども、そこのところに我々もう少し勉強して、 焦点を合わせていくべきなのではないかと改めて思った。
○委員長(池亀 睦子)
・ 他に発言はないか。せっかく皆さん視察に行かれたので、もし、他の方の御発言も踏まえて、これ はぜひ発言をしておきたいという方がいれば御発言を。
○遠山 俊一委員
・ 出発前に調査票をいただき、明石市を見たときに、ひとり親に係る分の調査票が別に出てきた。た しか2種類の調査票があった。それで、ひとり親に注目をしてみたが、先ほど市戸委員からお話があ った と おり 、非 常にひ とり 親に対 してき ちん とした 政策 をとっ ている 。そ の中で、「 ひとり 親家庭 サ ポートパンフレット」――しっかりしたパンフレットがあるし、年4回、母子家庭交流事業を行った り、お母さんの困りごとを把握する総合相談会と、3つのきちんとした柱を持った政策を展開してい て、特に総合相談会は、相談員の資質の向上がまだまだ足りない、きちんとした聞き取りができてい ないのではないかということで、相談員の資質の向上のためにもっともっと力をつけなければならな いということもおっしゃっていた。その辺に関して、函館市の子育て応援ハンドブックを見てみたけ れど も 、出 てい るのが 「ひ とり親 家庭等 奉仕 員派遣 事業」、多 分、ひ とり親 に関 して はここ しかな い ように見受けたが、函館市としてもう少し、ひとり親に対する対策を練らなければいけないのかなと いう感想を持った。
・ それから広報だけれども、確かに保育料第2子以降は無料とか、医療費無料とか政策を打っている が、それをどうやって市民に伝えるかということが、ここにはきちんと意図が見えている。幾ら立派 な政策をつくっても、それが市民に浸透していかなければ絵に描いた餅になってしまって、往々にし て函館市というのはそういう傾向にあるのかなという感想を持っている。先ほど話のあった、本当に 広報は函館市も見習うべき――回覧板を回すような広報ではなくて、きちんと訴求効果のある広報を つくるべきだ。グラフがたくさんあって、写真がいっぱいあって、それからイラストもいっぱいあっ て、何か見ていて楽しい――これ見た感じ、明石って明るそうな市だなと思うだろう。今、言ったグ ラフ だが、 人口 が急カ ーブを して 描かれ ている 。そ れで、 何ぼ ふえて いるの かと思 った ら3,00 0人し かふえていない。でも、こういう急カーブだ。これは市民に対してインパクトというのはかなりある と思う。こういう努力の跡が見えるなという感じを持ち、まだまだ函館市としても取り組むべき課題 がたくさんあるんだろうと思った。
○市戸 ゆたか委員
・ 函館も実は、ひとり親家庭のパンフレットはある。あるけれども、なかなか浸透していないから、 ひとり親家庭の人にさえ届いていない。そういう実態だ。
○委員長(池亀 睦子)
・ ほかに、御発言ないか。
○福島 恭二委員
・ 感じたのは、工藤委員も言ったように、この課題は課題で、委員会として、各会派とも一致する課 題だとすれば、やっぱり市長の政策の中の一部だけれども、一致したものは市長に申し入れるという か、そういう形でも行動をとっていかない限り、ここで一致していると言っただけでは実現できない と思う。実現させるためには、その部分だけでも申し入れするとかあってもいいのではないかと思う。 それも今後も、検討するなり考えていった方がいいかなと。お互いに一致したものを生かすためには。
○委員長(池亀 睦子)
・ そうだ。せっかく視察をさせていただき――大事な御意見だと思う。
・ ほかに御発言ないか。
○吉田 崇仁委員
・ 明石市の民生費が全体の半分を占めているが、我々では考えられない事業費を市長の政策の中で使 っている。その中で、インフラが遅れるとかいろいろあるけれども、みんなが了解して人口がふえて いるから、それはそれなりに結果が出ている。今、福島委員が言ったように、やっぱり委員長がみず から市長に、こういうところもあって人口がふえている、参考にしたらいかがかと言うのは大事かも しれない。
○能登谷 公委員
・ まず、函館でできることは何なのか。いろんなことでサポートととかやっているものがかなりある。 今、足りない部分は何なのか。金だ。この間、質問したら、3億円あれば中学校3年まで医療費を無 料化できるという。これは最初に実現できることではないかと私は思う。
・ 今、こうやって見ていって、明石だ、世田谷だってやっているわけだ。人口が右肩上がりのところ は、それだけの施策をしているところだ。やっぱり委員会として、まず最初にできることはこれでは ないかということを――私はお金と言ったけれども、できることがあったら、それを委員会として提 案するということもしかりだ。
○委員長(池亀 睦子)
・ 調査のベースとした2つの項目に沿っての、委員会としては提言になっていくかと思う。個々にお いては議会等でやっていただくということで、委員会としては、この2項目にわたって皆さんから今、 いろんな貴重な御意見が出たので、そこをしっかり文書化し、お届けしたいと思っている。
・ 一通り聞いたが、ほかに御発言ないか。(「なし」の声あり)
・ それでは、次に、今後の調査の進め方について御相談させていただく。正副としては、まずは本日 の協議を踏まえた取りまとめ案を正副で作成させていただき、次回の委員会で最終的な取りまとめに 向けた協議を行ってまいりたいと考えているが、そのような進め方でよろしいか。(「異議なし」の声
あり)
・ それでは、そのように確認させていただいた。
・ その他、本件について、各委員から何か御発言あるか。(「なし」の声あり)
・ それでは本件を終了する。
・ お諮りする。閉会中に委員会が行った調査については、次の定例会で報告することとなるが、委員 長の報告文については、委員長に一任に願いたいと思う。これに御異議ないか。(「異議なし」の声あ り)
・ 異議がないので、そのように決定した。
・ 議題終結宣告
2 その他
○委員長(池亀 睦子)
・ 次に、2のその他だが、各委員から何か御発言あるか。(「なし」の声あり)
・ 散会宣告
午前10時26分散会